所 属 | 脳神経外科 |
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氏 名 | 鈴木芽ら |
発表日 | 2024-05-20 |
論文概要 | 動脈硬化の負荷は頭蓋外内頸動脈狭窄症(ICS)と頭蓋内大動脈疾患(ICAD)の両方のリスクを増加させるものの、そのリスク構成の違いは十分に明らかにされていませんでした。今回の研究では、2013年7月から2017年2月の間に1.5T頭頸部磁気共鳴血管造影(MRA)を受けた60歳以上の3089人を対象に、動脈硬化促進因子や炎症促進因子、RNF213遺伝子のp.R4810K変異体などの危険因子の有病率と関連を調査しました。結果、円形脱毛症がICS(オッズ比[OR]3.5;95%CI 1.3-8.3)とICAD(OR 2.1;95%CI1.0-3.9)両方の独立した予測因子でした。糖尿病(OR 3.7;95%CI 2.0-7.0)と高齢(OR 2.4;95%CI 1.2-4.5)はICSのみと関連し、RNF213変異体はICADのみと関連しました(OR 5.7;95%CI 1.6-16.0)。 |
雑誌名 | Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases |
URL | 38777218 |