所 属 | ゲノム医学センター |
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氏 名 | 田原 康玄 |
発表日 | 2023-04-23 |
論文概要 | 本研究によって、仮面高血圧(通常の診療所血圧は正常ながら、自宅での血圧は高い状態)のうち79.0%が睡眠性高血圧(睡眠時の血圧が高い状態)を有していることがわかりました。さらに、睡眠性高血圧の有無によって、仮面高血圧に関与する要因が異なることが明らかになりました。具体的には、睡眠性高血圧を有する場合は、酸素飽和度低下の頻度、夜間排尿回数、頸動脈内膜中膜厚が関連し、一方、睡眠性高血圧のない場合には頸動脈内膜中膜厚と測定時期が関連していました。睡眠効率の低下は孤立した睡眠性高血圧に関連していましたが、仮面高血圧には関連していませんでした。 この研究の結果は、睡眠関連の特徴と仮面高血圧の関係の理解に有用であり、心血管疾患のリスクを持つ個人の特定とリスクの管理に貢献すると期待されます。 |
雑誌名 | Journal of Hypertension |
URL | 37195237 |