所 属 | 呼吸器内科学 |
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氏 名 | 中塚 賀也ら |
発表日 | 2023-08-08 |
論文概要 | この研究では、睡眠時無呼吸症候群(SDB)に関連する代謝物を特定するために、メタボローム解析を行いました。その結果、20種類の代謝物がSDBに関連しており、これらの代謝物はフルクトース関連経路に頻繁に含まれていることがわかりました。 さらに、京都大学病院でCPAP治療を受けたSDBの主要な形態である閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)患者の研究では、重度の低酸素状態を示す患者では顕著な高フルクトース血症がみられ、CPAP治療により血漿中のフルクトース濃度が低下することが示されました。 この研究の結果から、SDBに特異的な異常である高フルクトース血症が存在することが示唆され、CPAP治療によりこの異常を改善できる可能性が示唆されています。これは、SDBに伴う代謝の変化を理解する上で重要な知見であり、将来的な治療法の開発につながる可能性があります。 |
雑誌名 | Scientific Reports |
URL | 37543666 |