所 属 | 京都大学 呼吸器内科 |
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氏 名 | 古郷 摩利子 |
発表日 | 2022-11-21 |
論文概要 | 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の基準を満たさずとも、潜在性の呼吸機能障害を有する対象者には、早期に治療を始める必要があるかもしれません。本研究では、COPDの主な特徴である気流制限(AFL)と呼吸困難の発症リスクを、縦断的に調査いたしました。初回調査時にAFL、呼吸困難、喘息やCOPDの診断歴のない40〜75歳の健常者を対象とし、2度の調査に参加した5086人の被験者を分析したところ、初回調査時に潜在性の呼吸機能障害があると、2度目の調査で有意にAFLを発症しやすいことがわかりました。このことから、潜在的な呼吸機能障害を有する場合、注意深いモニタリングが必要であると考えられました。 |
雑誌名 | Scientific Reports |
URL | 36414653 |