所 属 | 京都大学医学研究科 呼吸管理睡眠制御学講座 |
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氏 名 | 松本 健 先生ら |
発表日 | 2018-07-01 |
論文概要 | 寝ている間に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)は昼間の眠気や疲労感につながる ことが指摘されています。この研究は SAS と高血圧や糖尿病のリスクとの関係を実証した世界最大規模の調査です。 無呼吸が1時間の睡眠中に15 回と治療が必要なレベルの SAS 患者では健常人と比べて、高血圧や糖尿病(女性)が多いことが示されました。逆に高血圧患者 の約2割、糖尿病患者の約3割が治療を必要とするSAS 患者であることも確認されています。 したがって、これらの病気はたがいに関係しあっており、高血圧や糖尿病の治療効果が低い場合にはSASの可能性を疑って治療に加えることで低かった効果が改善する可能性があります。 現時点で両者の因果関係はまだ明らかになっていませんが、3回目の0次健診でも引き続き調査が行われており、今後明らかにされていくことが期待されます。 (原題)Impact of sleep characteristics and obesity on diabetes and hypertension across genders and menopausal status: the Nagahama study. |
雑誌名 | Sleep |
URL | 29746662 |