所 属 | 京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 理学療法学講座 |
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氏 名 | Katarzyna B. Malinowska 先生ら |
発表日 | 2017-01-06 |
論文概要 | 質の良い睡眠をとることは、心の健康にも体の健康にも大切です。また最近、高齢の方々にとって睡眠の質が悪いことが、虚弱さや活動性の低下、転倒のしやすさなどと関連しているという研究結果が報告されています。今回の研究では、高齢の方を対象に、ご自身で感じておられる睡眠の質と運動機能(筋肉の力やバランス能力、歩く能力など)との関係を検討しました。 その結果、年齢、性別、病気の数、日頃の活動量、喫煙、飲酒などの影響を除いて解析しても、睡眠の質が悪いことと握力が弱いことに関連があることがわかりました。 握力は全身の元気さを表す指標の一つとしてよく用いられ、65歳から80歳の間の低下が著しいことがわかっています。よい睡眠をとることは老後を元気に過ごすための一つのポイントと言えそうです。 原題 Self-Reported Quality Of Sleep Is Associated With Physical Strength Among Community-Dwelling Young-Old Adults. |
雑誌名 | Geriatrics & Gerontology International |
URL | 28060455 |