所 属 | 京都大学 ゲノム医学センター |
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氏 名 | 田原 康玄 先生ら |
発表日 | 2017-05-01 |
論文概要 | HDLコレステロール(善玉コレステロール)は動脈硬化の予防だけでなく、おそらく糖尿病の予防にも働くのではないか、という仮説があります。しかしながら、この仮説を説明する根拠はまだ示されていません。 この研究ではHDLコレステロールをさらに細かく分類し、大きめな HDL2-Cと、小さめなHDL3-Cに分けて糖尿病との関係を見ています。 その結果、HDLコレステロールの中でも、細かく分けたその種類によって糖尿病予防効果が異なることが確認されました。HDL2-Cは糖尿病の発症や悪化を抑える方向に働き、逆にHDL3-Cは悪くする方向に働きかけることがわかりました。従って、HDL2-CはHDL-3Cよりも予防効果があり、発症予測の目印としても使える可能性が示されました。 (原題)Different inverse association of large high-density lipoprotein subclasses with exacerbation of insulin resistance and incidence of type 2 diabetes: The Nagahama study |
雑誌名 | Diabetes Research and Clinical Practice |
URL | 28365559 |