所 属 | 京都大学呼吸器内科 呼吸管理睡眠制御学分野 |
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氏 名 | 村瀬 公彦 先生ら |
発表日 | 2015-10-07 |
論文概要 | 1日にたまった体の疲れを癒し健康を維持するためには、質の良い睡眠や適度な時間の睡眠が大切です。また、最近の研究によって、質の悪い睡眠をとり続けている人や日頃の睡眠時間が短い人では肥満や高血圧といった生活習慣病や心筋梗塞などの病気を発症しやすいことが分かっています。 睡眠を妨げる理由は多く考えられますが、この研究では、普段の生活の中で感じる「ひざや腰の痛み」が睡眠の質、睡眠時間に与える影響を調べました。 すると、ひざや腰の痛みが強い人ほど睡眠時間が短く、質の良い睡眠がとれていないことがわかりました。さらに、ひざも腰も痛いというように痛む場所が多くなると、睡眠時間はさらに短くなり睡眠の質もより低下している傾向が見られました。 ひざや腰に痛みがあると日中の活動にも悪影響を与えますが、睡眠にも悪影響を与えると考えられます。ひざ、腰の痛みを予防し適切な治療を受けて痛みを和らげることが、よりよい睡眠をとることにつながってくると言えそうです。 原題 Knee Pain and Low Back Pain Additively Disturb Sleep in the General Population: A Cross-Sectional Analysis of the Nagahama Study. |
雑誌名 | PLoS One |
URL | 26444713 |