所 属 | 京都大学ゲノム医学センター |
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氏 名 | 田原 康玄 先生ら |
発表日 | 2015-12-01 |
論文概要 | 血圧は生体内のナトリウムイオンとカリウムイオンのバランスによってコントロールされています。この研究では尿中のナトリウムイオンとカリウムイオンの比(Na/K比)が高まると血圧が高くなるという関係を確認しました。この関係は性別や年齢、肥満の程度といった他の条件とは関係なくみられる事もわかりました。 動脈硬化が進むなどして血管(動脈)の質が変化すると高血圧が進むのですが、このような変化がなくてもNa/K比が高いとやはり血圧が高くなることがわかりました。 残念ながらこのNa/K比に関係する遺伝子の変異を見つけることはできず、その仕組みには不明な点が多く残りますが、簡単な尿検査を通じて高血圧のリスクを管理できる可能性が見出されたことになります。 原題 Descriptive epidemiology of spot urine sodium-to-potassium ratio clarified close relationship with blood pressure level: the Nagahama study. |
雑誌名 | Journal of Hypertension |
URL | 26378682 |