所 属 | 京都大学ゲノム医学センター |
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氏 名 | 田原 康玄 先生ら |
発表日 | 2014-01-01 |
論文概要 | 階段の上り下りで息が切れたり、風邪でもないのに咳や痰が続いたりなど、肺や気管支が炎症をおこして呼吸がうまくできなくなった状態を慢性閉塞性肺疾患(COPD)といいます。2007年の統計では、日本人の死因の10位がCOPDでした。COPDの主な原因は喫煙ですので、自覚症状がない予備群も多くいるといわれています。 今回の研究では、一見すると肺の機能が正常であっても、喫煙によって呼吸をする力が少し弱まっている人では、動脈硬化も進んでいることが明らかになりました。COPDは、呼吸器の病気だけでなく、心臓病とも関係すると言われています。この研究によって、COPDで心臓病が増える原因の一つが動脈硬化である可能性を示すことができました。 原題 Airflow limitation in smokers is associated with arterial stiffness: the Nagahama Study. |
雑誌名 | Atherosclerosis |
URL | 24401217 |