所 属 | 京都大学ゲノム医学センター 統計遺伝学分野 |
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氏 名 | 奈良原 舞子 先生ら |
発表日 | 2014-06-01 |
論文概要 | 論文概要 長浜市民300人にみられた約15,000個のタンパク質に関連する遺伝子と、約6,000のタンパク質産生を調整している遺伝子の発現状況、さらに約140万個の遺伝子の変異(SNP*1)を調べ上げ、それらがどこにどれだけ存在し、互いにどれほど関係しあっているかを示す網羅的な遺伝子地図を整理・作成しました。 またこのデータベースを用いて得られる情報を元に、初期の腸炎や、潰瘍性大腸炎、パーキンソン病などに、遺伝子発現の調整を介して関わる可能性のあるSNPを報告しています。他の病気を調べる上でも主要なツールになるこのデータベースは世界中の研究者が利用できるようにインターネット上で公開*2されています。 *1 SNP:ゲノムDNAのうち個人によってわずかに異なる変異。 *2 Human Genetic Variation Browser:http://www.genome.med.kyoto-u.ac.jp/SnpDB/ 原題 Large-scale East-Asian eQTL mapping reveals novel candidate genes for LD mapping and the genomic landscape of transcriptional effects of sequence variants. |
雑誌名 | PLOS ONE |
URL | 24956270 |