所 属 | 京都大学ゲノム医学センター、京都大学膠原病内科 |
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氏 名 | 寺尾 知可史 先生ら |
発表日 | 2013-08-01 |
論文概要 | ACEと呼ばれる酵素は体の中で血圧の調節をする重要な働きをもっています。この酵素が働きすぎると血圧が高くなってしまうため、高血圧の人にはこの酵素の働きを抑える薬が処方されることもあります。 今回の研究により、日本人集団においてABO血液型に関係する遺伝子の変異がACE 量の違いと関係していることがわかりました。ただし、 ACEの量は血液型以外の遺伝子によっても調節されているため血液型の違いだけでACE量、ひいては血圧の高低が決まるわけではありません*。 *この研究ではACE活性全体のうち、35% がACE遺伝子、15% がABO遺伝子、10% が他の多くの遺伝子によって調節されていることが示されています。 原題 Quantitative variation in plasma angiotensin-I converting enzyme activity shows allelic heterogeneity in the ABO blood group locus |
雑誌名 | Annals of Human Genetics |
URL | 23937567 |