2013.8.1　京都大学ゲノム医学センター

喫煙による血圧上昇は、喫煙者と受動喫煙を被る非喫煙者の両者でみられる

所属	京都大学ゲノム医学センター
氏名	田原康玄　先生ら
発表日	2013-08-01
論文概要	タバコを吸う人では、吸わない人と比べて腕で測った血圧が同じでも、心臓近くの血圧（中心血圧）が高いことが分かりました。この傾向は、喫煙量の目安となる尿中のコチニンが増えるほど強くなりました。また、タバコを吸わない人でも、気づかないうちにタバコの煙を吸っていて（受動喫煙者）、尿にコチニンが出ている場合は同様に中心血圧が高くなる傾向がありました。　これまでの研究で、喫煙と腕で測った血圧との関係はハッキリしませんでした。今回、ながはま研究から喫煙が血圧にも悪いことを示せたことは、禁煙の勧める上で貴重な根拠となります。コチニン：たばこに含まれるニコチンが体の中で変化したものです。原題 Increased aortic wave reflection and smaller pulse pressure amplification in smokers and passive smokers confirmed by urinary cotinine levels: the Nagahama Study.
雑誌名	International Journal of Cardiology
URL	23578893