2012.11.1　京都大学泌尿器科

心機能の指標とされるBNPが、女性では「夜間、起きて尿に行く回数」と強く関連する

所属	京都大学泌尿器科
氏名	吉村耕治先生ら
発表日	2012-11-01
論文概要	以前より年齢が高いかどうか、高血圧かどうか、睡眠時間が十分か、肥満であるかどうかといった項目が「夜間、起きて尿に行く回数」に関係すると言われていました。この研究によって、こういった関連する項目に加え、女性ではBNPの濃度が「夜間、起きて尿に行く回数」に関係することが新たに示されました。 BNP：脳性ナトリウム利尿ペプチドと呼ばれる心臓から分泌されるホルモン物質です。血中BNPの異常な上昇は心不全の目印として注目されています。さらに詳しい解析を行った結果、この関係は男性でのみ強くみられる事がわかり、性別によって違いがあることもわかりました。原題 B-type natriuretic peptide as an independent correlate of nocturnal voiding in Japanese women.
雑誌名	Neurourology and Urodynamics
URL	22532404