所 属 | 京都大学 理学療法学講座 |
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氏 名 | 井上 和郁子 先生ら |
発表日 | 2016-04-11 |
論文概要 | 歩き方が不安定な高齢者は転倒しやすいことが知られています。この研究では高齢者を対象として歩き方の不安定性や歩行速度がどのような筋力・バランス能力と関連しているのかを調べました。その結果、歩行速度と関連するのはBMI*や大腿四頭筋の筋力であり、加えて女性では股関節の筋力も関連していることがわかりました。また歩き方の不安定性については、男性では筋力やバランス能力との関連性はみられず、女性では股関節の筋力が関連していることがわかりました。このことから、転ばないように安定した歩行能力を維持するためには、特に女性においては大腿四頭筋の筋力トレーニング(例えば、スクワット運動)や股関節の筋力トレーニング(例えば、立った状態で足を横に広げる運動)をすることが重要であることが示されました。 原題 Are there different factors affecting walking speed and gait cycle variability between men and women in community-dwelling older adults? |
雑誌名 | Aging Clinical and Experimental Research |
URL | 27068303 |